言葉と所作磨き教室

【第11回】言葉と所作磨き教室・和食器のお茶の出し方

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皆様ご機嫌いかがですか。

上質な言葉磨き・品格ある所作プロデューサーの、ましのせつこでございます。

今回はお客様が自宅にいらした時の、和食器での出し方などをお伝えしてまいります。

前回はコーヒーや紅茶の洋食器での出し方をお伝えしました。

今回は日本のお茶を出す時のマナーです。

日本のお茶の出し方には、昔から「名残手」「袖越し」「押しいただく」などという言葉と共におもてなしの所作が込められています。

その所作と一緒に、お茶の出し方をお伝えしてまいります。

和食器でのお茶・お菓子の出し方、基本編


まず、お客様にお菓子とお茶を出します。

順番としては「お菓子」→「お茶」の順です。

お客様の右側から出す際はお菓子から出します。

日本では両手で器を出すのが、丁寧な出し方なのですが、お客様の右側から出す場合、左手がお客様を遮るので少し手前から左手を引いて、お客様にお出しします。



器を置いた時の所作に、日本では「名残手」という言葉があります。

お客様へお菓子を出しした手をサッと引くのではなく、ゆっくりと指を揃えて綺麗に引いていきます。

この所作を「名残手」と言います。

お菓子の次はお茶を出します。

お茶も、茶托を持ってお客様の近くになったら、左手はお客様を遮らないように引きながら出します。

そして、お茶を出した後は、手を綺麗に引いていきます。

和食器でのお茶・お菓子の出し方、応用編


もしもお客様の右側から出せない時は、左側から出すことになります。

その場合は、お茶から先に出します。(お菓子とお茶の位置は、お客様から見て左側が、お菓子、右側が、お茶)

本来はお客様の右側から出すので、お菓子を先に出すことが基本ですが、左側から出す場合は、お茶を先に出すというマナーがあります。

なぜなら、お茶はお客様から見て右側になるように出すので、この場合お菓子を先に出してしまうと、お茶を出すときに、お菓子の上を越して向こう側に置くことになるからです。

これを「袖越し」といいます。

この所作は、無作法なことになりますので、お客様の左側から出す際は先にお茶から出しましょう。

その後は、「名残手」というゆっくりとした動作で手を引いていきましょう。

お茶をいただく方の所作


お茶を飲む時「押しいただく」という言葉があります。

そのものがとても大切なもの、敬う気持を表し、両手で持ってうやうやしく、頭の上に捧げる所作です。

この所作を「押しいただく」といいます。

お茶をいただく際に、押しいただいてから飲むようにしましょう。

その際に、左手は茶碗の下に添えるようにします。



茶托を出す時の注意


茶托に木目の柄・目地が入っている場合は、お客様に向かって横に線が入っているようにして、お客様の正面に向くようにしましょう。

木目が縦に入っている向きで出すと、割れる可能性があるのでそのようにしてください。



まとめ


さて皆様、いかがだったでしょうか。

和食器に纏わる言葉がありましたね。

「名残手」「袖越し」「押しいただく」

全て言葉に所作がついています。

綺麗な言葉と所作を皆様もぜひ身につけてくださいませ。

それでは、良い1日をお過ごしください❤️ciao!







→YouTubeチャンネル「言葉と所作磨き教室」


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