言葉と所作磨き教室

【言葉と所作磨き教室】第1回「敬語とマナー」の基本的な考え方について

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こんにちは、ましのせつこです。

言葉と所作磨き教室、第1回は「敬語とマナーの基本的な考え方」をお伝えしてまいります。

今回は、

・社会人になったばかりで言葉遣いが正しいかどうか不安という方々・・・
・目上の人との会話が不安という方

に、お伝えしてまいります。

敬語とマナーとは?


敬語とマナーはビジネスや社会生活において非常に重要な役割を担っています。

相手との関係や状況に応じて適切な敬語を使い分けることが求められますが、慣れないうちは丁寧語を使うことから始めましょう!

まず、丁寧な言葉遣いを心がけるということは、相手に対して「敬意を表しています」 ということを伝えることです。

そして、敬語の中には自分がへりくだって「あなたを立てていますよ」という言葉遣いもあります。

謙譲語と呼ばれるものですが、今は、謙譲語も2つに分けていますが、その話しは、次回以降にいたしましょう。

丁寧語の使い方


敬語の使い分けが難しい時は、まずは、「です」「ます」「ございます」 この丁寧語を使って話してみましょう。


ただし!バイト言葉にご用心です!

丁寧語を使っても間違った丁寧語の使い方をたまに聞くことがあります。

例えば、よく聞きますね、レストランで。

「こちらカレーになります!」

丁寧語の「ます」をつけていますね。



カレーになります・・・(今は、なに??)

とても丁寧に使っているつもりなのでしょうね。(全く正解ではないです!)

「カレーになります」

カレーという名詞に、「なります」をつけると、物の変化を表します。

カレーじゃなく、今はビーフシチューだけど 「はい、カレーになります!」 という、物の変化を伝えることになります。

本来は、この時に、「カレーです。」 「こちらカレーです。」

これが正しい言葉遣いです。

でもなんだか「カレーです」だと子供っぽい、丁寧に聞こえない。

どうやら、そんなふうに思う人が、「カレーになります」と使って、 大人の敬語を使ってみました♪と勘違いしたのでしょうね。

これは、私の推測ですが・・・

一つ上の丁寧な言葉遣い


では、ここで一つ上の丁寧な言葉をご紹介します。

「こちらがカレーでございます」

「○○です。」よりも「○○でございます。」のほうが、ちょっと、上司に伝える時に上品に聞こえる言葉遣いです。

「こちらがカレーでございます。温かいうちにお召し上がりください。」

ここまで言えるようになると、職場や周りの人から「お!品よく丁寧な言葉遣いができる人だな」と、信頼を得られること間違いなしです。

尊敬語と丁寧語の違い


さて、「なります」というのは、尊敬語のところで「お」や「ご」をつけて動詞に使います。

「社長がお話しになります。」

「天皇陛下がこちらに木をお植えになります。」

これは動詞に付いているから「なります」が、使えます。

丁寧語のまとめ


名詞につけるときは「〜でございます。」「〜です。」

「こちらが、資料でございます。」 「こちらが、資料です。」

動詞につけるときは「〜ます」です。

「これから話します。」

「これから車が動きます。」

動詞には「ます。」名詞には「です。」

もっと丁寧に使う時が「ございます。」



第1回目は丁寧語だけに特化しました。

マナーと言葉について基本的な考え方、それは相手を不快にさせないこと。

「私はあなたのことを大切に思っています」ということを、言葉とマナーで伝えることです。

そういった基本的なことを、これからひとつずつ皆様にお伝えしてまいります。

今日は、丁寧語の「です」「ます」「ございます」

簡単な使い方です。覚えておいてくださいませね。

では今日も良い1日を過ごしください!Ciao💓

→YouTubeチャンネル「言葉と所作磨き教室」


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